だぁーです。
僕が、プログラムというものと出会ったのは、大学に入った年のことです。もう、30年以上前の話です。
プログラム電卓が必要ということだったので、CASIOのFX-602Pという機種を買いました。外観は関数電卓にもう少しボタンが追加されたものでした。
僕の周りでは、BASICでプログラムが組めるSHARPのポケットコンピュータPC-1210派と、私が持っていたFX-602P派に分かれていました。
というか、PC-1210の方が、かなり高かったので、「お金持ちのPC-1210派」、「貧乏人のFX-602P派」という感じでした。
PC-1210は、簡単なグラフィック表示もでき、ゲームソフト本や、技術計算のプログラム本なども出ているものでした。
一方FX-602Pは、機械語ライクな言語で、非常に理解しにくかったのですが、私は、その処理の速さが気に入っていました。
ある日、同じ計算をするのにPC-1210とFX-602Pで競争したことがありました。PC-1210のプログラム本に載っていた、「円周率を、小数点以下10桁まで求める」という計算で勝負しました。
さぁ、競争です。
よーい、すたーと!
PC-1210は、約60秒かかりました。我がFX-602Pは、約6秒で計算を終えました。圧勝です。
僕が勝った訳ではないのですが、貧乏人の意地を見せたというか、優越感に浸ったていました。
この機械語ライクなプログラミングができるようになったことで、新たなマシンと出会うことになるのですが...
それは、次回のお楽しみということで...