だぁーです。
昨年末の技術士第二次試験の口頭試験で、「特許は出願されたことがありますか?」 という質問がありました。
「待ってました!」の質問でした。
この質問への対策はばっちり打っていましたから...
「約50件の特許を出願しました。その全てについて、筆頭発明者として明細書の執 筆を行ないました。その約50件の内、約20件が特許として登録されています。」
「ひとつ、紹介して下さいますか?」
すごくイメージしやすいものを、身振り手振り入りで紹介しました。
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口頭試験対策として、特許出願や登録の件数をチェックしておくことと、説明しやす い、かつ、なるほどねって思わせるような具体例を準備しておくのがよいと思います。
それにプラスして、「特許法」の精神を理解しておくのがよろしいかと...
特許法の目的は、特許法第一条にある「産業の発展」です。技術士法第一条の「科学 技術の向上と国民経済の発展」に似てませんか。
国は無償で発明を保護してくれる訳ではなく、発明の公開の代償として一定期間その 発明を独占的に使用する権利を与えてくれるものです。
他人の発明を知ることができることにより、無駄な開発コストを抑え、それとは別 の、もしくはもっと進化したものを発明し、それにより、「産業が発展する」ことになります。
僕なんか、約50件中約30件は、公開しただけで特許権を得ることができなかった のですから、無償でアイデアを公開しただけということになります。
国の「産業の発展」に貢献している、すごく立派な人です。
会社の売上にもっと貢献していれば、もう少し給料ももらえるのですが...