技術士(機械部門、電気電子部門)の「だぁー」が、気が向いた時に、思いつくまま綴っています。 みなさんも、気が向いた時に、思いつくままコメント下さい。 拍手コメントは、非公開なので、どんどん、好き勝手書いてね。
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だぁーです
久しぶりに、カテゴリー「ものしり館」で、雑学を(^^)
1992年に計量法が改正され、原則、商取引には国際単位系(SI単位系)を
用いなければならないことになっています。
それ以前は、力の単位は、kg重という単位で表されていました。
これは、質量1kgの物体にかかる重力のことでした。
しかし、重力は地球上のすべての場所で同じではありませんし、
また月に行くと6分の1になってしまいます。
宇宙中、どこへ行っても通用する単位として、SI単位系の
N(ニュートン)という単位が使われるようになりました。
これは、質量1kgの物体を、1m/s2の加速度で
加速させる時の力ということを表しています。
地球上でいうと、1kg重は、約9.8Nとなります。
いきなり、使う単位が変わっても、なかなか感覚的についていけません。
「1Nって、約10kg重だったっけ? 約0.1kg重だったっけ?」
なんてことになります。
そんなことを防ぐため、daN(デカ・ニュートン)という単位が使われる
ことがあります。
da(デカ)は10のことなので、daNは10Nということです。
1kg重は、上述のように9.8Nですから、1daNはほぼ1kg重となります。
これなら、「10kg重だったっけ? 0.1kg重だったっけ?」なんて
ことにはなりません。
僕が初めてフランス出張に行った時に、向こうのエンジニアが使っていました。
海外では、よく使われているようです。
日本ではあまり見かけませんが、キャスターの耐荷重などにdaNの単位が
使われているのを見たことがあります。
『だぁーちゃんって、ものしりやね』 『「ものしり館」見てましたから...』
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