だぁーです。
『
初めての「C」』以来、久々のプログラムの話しです。
最初の「C」の仕事は、制御装置のROMという部品にプログラムを組み込んで使うもので、専用のプログラム開発ツールがありました。
次の「C」の仕事は、パソコンでの仕事でした。
僕は、お手伝いだっただけなので、あまり詳しくは覚えていませんが、航空会社が航空機のECT検査(渦電流を使った機体の健全性を確認する検査)装置の表示部分だったように記憶しています。
MSC(Microsoft-C)Ver.6.0という「Cプログラム開発ソフト」を使いました。
この仕事が終わったあとも、いろいろ遊ばせてもらいました。
今日は、このお遊びのなかから、1つ紹介しましょう。
<<大阪弁MS-DOS Version 3.3D>>
この頃のPC(NECのPC-9801)のOS(基本ソフト)はMS-DOSと呼ばれる、文字情報だけのソフトで、「エムエスドス」と呼ばれるものでした。
キーボードからコマンドやプログラム名を打ち込んで使用するものでした。
A:¥>dir
こんな感じでした。
キーボードからコマンド(命令文)の文字を入力すると、いろいろな情報やメッセージが表示されるのですが、このメッセージを大阪弁に変えてしまうプログラムを作りました。
そのプログラムを実行したらメッセージがどう変わるか、 いくつか紹介しましょう。
今いるフォルダのファイル一覧を見るdirというコマンドで、ファイルがなかった時のメッセージ・・・
**元のバージョン**
A:¥>dir
A:¥>ファイルが見つかりません
**大阪弁バージョン**
A:¥>dir
A:¥>ファイルがおまへん
みたいな感じでした。
「なんやこれ?」って思って、バージョンを調べるverコマンドを実行してみると、
**元のバージョン**
A:¥>ver
A:¥>日本語MS-DOS Version 3.3D
**大阪弁バージョン**
A:¥>ver
A:¥>大阪弁MS-DOS Version 3.3D
となるということでした。
ほとんどが、語尾を「おます」、「おまへん」とかに変えただけですが、OSの、どこにどんなメッセージが埋め込まれているのか探すのが楽しかったのを覚えています。
でも、ほんとに、全く役に立たないプログラムでした。
この次は、少しは役に立つプログラムを紹介したいと思います。